平成29年8月3日のYahooニュースに、

積水ハウス、63億円詐欺被害…「地面師」か

というタイトルでニュースが記載されました。(ニュースに報道されたのは8月2日)

これは、大手住宅メーカーの積水ハウスが、東京都内の土地取引を巡って、購入代金63億円を支払ったにも関わらず、土地を取得できない状態になっていることが、取材で分かったというものです。

警視庁は詐欺事件として捜査を始め、関係者の供述によると所有者になりすまして不動産取引を持ち掛ける「地面師」の被害にあった可能性が高いを推測しています。

2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え、都心では不動産価格が上昇している傾向になる最中、地面師による被害が目立っています。

今回、大手企業が被害に遭うのは異例とのことですが、実際に「地面師」とは何で、今回の件でどのくらい積水ハウスの今後について私の所感を書いてみました。

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地面師とは?

簡単に言うと、他人の土地を自分のもののように偽って第三者に売り渡す詐欺師のことを言い表します。
かつての戦後の日本に役所が戦災にあって機能していない時に他人の土地を自身の土地と偽り、土地の登記など関係書類をでっちあげお金をだまし取っていた人が現代になって復活したという感じです。

その要因として東京五輪の開催による不動産価格の上昇などあるが、3Dプリンターで実印を作ったりコンピュータ・テクノロジーが進化したことにより簡単に偽造品を作れるようになったなどが考えられます。

今回の積水ハウスでも、添付コピーのように所有者の知らない間に、印鑑登録証明証、パスポートなどが偽造され、それを利用した地面師が手付近(契約締結時に売主に一旦預けて、売買代金を全額支払う際に、売主から返還してもらうお金のこと)を受け取っていたということになります。

売買価格70億円のうち90%の63億円が支払われていたのでかなりの損失です。

地面師にとって、表に立ってリスクを負う成りすまし犯は使い捨てで、一度顔がばれたことにより、二度と同じ犯罪はできない。成りすまし犯に支払われるのは数百万円が相場だという話もあるみたいです。

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積水ハウスの今後の展開

売上高2兆円を誇る積水ハウス。今回の件について公式ホームページにて記載がありましたが、「公表済みの平成30年1月期業績予想の修正はいたしません」とのことでした。

積水ハウス的には刑事告訴をして、何としてでも損失金を回収しようという姿勢がみえますね。

圧倒的な資本力から今期に倒産することは無さそうですが、会社全体で大きな改革をしないと会社を立て直すことは厳しそうです。

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最後に

積水ハウスの担当者が責任を感じ、自殺するなどの噂もたっていますが、現状は定かではありません。
普段聞きなれない地面師という言葉。不動産売買についてある程度の知識がないと、情報弱者としてお金を騙しとられる一方です。信用取引には細心の注意を払うように気をつけたいところですね。

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