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親愛なる僕へ殺意をこめて

【親愛なる僕へ殺意をこめて】1巻のネタバレと感想。二重人格のエイジ

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親愛なる僕へ殺意をこめて1巻のネタバレと感想です。

 

記憶が飛んでしまう主人公エイジ

主人公のエイジは合コンに参加しています。

ドーテイである秘密をバラされ今日もうまくいかないのですが、

未来の彼女とのデートを夢みて、帰宅後に今日も貯金箱にお金を入れるのでした。

 

しかし、朝目をさますと、昨晩あれだけ飲んだのになんだか頭がスッキリしています。

そして横には、同じ大学の美女がTシャツ1枚で寝ているのでした。

 

その美女はエイジと親しい様子で、せかせかと着替え学校に向かおうとしています。

 

『これってさぁ、どういうこと?』

 

状況がつあめないエイジはそう問いかけますが、彼女は泣きだしてしまいます。

エイジから付き合おうって切り出してくれたのに、エイジがとぼけていると思ったからです。

 

『俺たち、付き合っているんだよね?確認したくて。メチャクチャカワイイ子とその付き合えるなんて・・・現実って思えなくて』

 

と、まるで夢みたいだという事でその場を切り抜けます。

 

一体何が起きているんだ?

 

昨晩の合コンのから終電で帰ってきて、そのまま1人で寝たはずなのに

目を覚ますと同じ大学の美女「雪村京花」が隣にいるという状況です。

 

お酒を飲み過ぎていたのだろう・・・そう考え大学に向かうエイジですが、同じような事が学校でも起きます。

 

ぼーっとしていたエイジは狂犬名脇という体のでかい男にぶつかってしまうのです。

必死に謝ろうとするエイジですが、

「チィース!浦島さんチィース!!」

と、信じられないほど低姿勢でエイジを敬っている姿勢だったのです。

 

エイジの有事んがすっかり狂犬名脇もお前の舎弟だなぁ~と感心がりますが、

エイジにはなぜ名脇がエイジにヘコヘコしているのかわかりません。

彼の話だと、エイジの彼女雪村京花がに名脇がいいよっていて、エイジが右ストレートで一撃でのしたそうなのです。

 

 

その喧嘩っていつの事?

 

そう聞くエイジは自分の記憶が3日間飛んでいることに初めて気づくのでした。

 

エイジは今日が10/24だと思っていましたが、世間は10/27だったのです。

 

3日間の記憶が飛んでいる事を不思議に思っているエイジのところに現れたのは

同じ授業を取っている真明寺麗でした。

彼女はエイジの顔をじっと見つめ、「よかった、いつものエイジだ」と声をかけて立ち去るのでした。

 

彼女の京花と待ち合わせをして大学から一緒に帰るエイジですが、

エイジの友人は合コンにエイジをもう誘わないと仲間内で話していました。

こないだの合コンで女の子たちが帰ってしまったのは、エイジの「本当の秘密」を知ったからだと言うのです。

 

エイジの本当の秘密とは?

京花ちゃんとの買い物や食事を楽しむエイジですが、

3日間の記憶を探りながら、京花ちゃんと接します。

 

しかし、こんなに良い子とずっといられたらいいなぁ、そう考えるエイジは京花ちゃんに「本当の秘密」を打ち明ける事を覚悟したのでした。

えっと・・・そのぉ・・・口ごもるエイジは秘密を打ち明ける勇気が出ません。

 

そこにやっていたのは、フリーライターの記者でした。

立ち去ろうとしているエイジですが、記者はこう続けます。

 

浦島さん家にはもう戻らないの?

大学行かせてもらってるなんて贅沢だよなぁ

喧嘩したって聞いたけど本当かい?

あれか15年経つが、僕は一ジャーナリストとしてあの事件は風化させては絶対にダメだと思っている

だからどうしても君に話を聞きたいんだ

彼女さんにはもう言ったの?あのこと

 

やめろ  やめろよ!! 言うなぁ!!

 

取り乱すエイジですが、エイジが『殺人鬼の息子』であるという事がバラされてしまいます。

15年前に起きたLL事件の犯人、八野真がエイジの本当のお父さんだったのです。

 

『殺人鬼の息子がさ、普通の幸せを夢見ちゃあダメだろぉ~』

 

そう詰め寄る記者に対して言い返したのは京花ちゃんでした。

京花ちゃんはすべてを知っていて、その上でエイジと付き合っていたのでした。

お父さんはお父さん、エイジくんはエイジくん

その京花ちゃんの優しい言葉にエイジは涙が止まらないのでした。

 

 

翌日エイジは義両親に京花ちゃんとの交際を報告しに行きました。

エイジの幸せそうな様子に育ての両親も嬉しそうな様子です。

 

浮かれ気分にエイジに水を差したのは、クラスメイトの真明寺麗でした。

よどみは眼に見えないところでずっと溜まっている。

どこまで逃げたところで、君は殺人鬼・八野衣真の息子だ。

いつかは立ち向かわなければならないんだ。取返しのつかないことになる前に

 

そう忠告するのでした。

 

 

LL事件の再来と記憶を再び飛ばすエイジ

11/1 川辺では二人の刑事が死体の捜査をしています。

エイジの父、八野衣真は犯罪史上でも類を見ない殺人鬼で14歳の時に同級生の少年に集団暴行を加え始めての殺人をしました。

未成年だったこともあり情状酌量で実刑判決は免れますが、

これをきっかけにして、LLはあらゆる犯罪に手を染めます。

そして今から15年前行方不明になっていた女子大生がありとあらゆる拷問をされた様子で発見されたのです。

 

今回の川辺の死体も同じような拷問がされていました。

15年前のLLは自殺する前にあるサイトに『また殺す LL』と残しており、多くの謎と真実を闇に飲み込んだまま亡くなっていったのです。

今回の事件はそのLLの再来を感じさせるもので刑事たちも震え上がっているのでした。

 

 

朝一でエイジのアパートに訪れた京花ちゃんですが、エイジはデートの事をすっかり忘れていました。

急いでデートの準備をするエイジですが、床には謎の3万円が転がっています。

パチンコにでも勝ったのだろうと浮かれるエイジは、高そうなレストランで京花ちゃんとのデートを楽しみます。

 

エイジの殺人鬼の息子としての壮絶な過去を聞いた京花ちゃんは変わらずエイジの事を好きでいてくれて

エイジもまた世の中悪い事ばかりじゃないと束の間のひとときを楽しみます。

アパートに戻ったふたりは初めての行為に及ぼうとしますが、実は昨晩もすでにしていたのでした。

まったく記憶の無いエイジはスマホで日付を確認しますが、今回も3日間記憶が飛んでいるのでした。

 

 

記憶が飛んでいる原因とB一の存在

大学のベンチで飛んだ記憶の事を考えているエイジですが、

そこに現れたのは、またもや真明寺麗でした。

彼女は、エイジに『空と宇宙の境界はどこにあると思う?』という質問をします。

そんなのわかるかよというエイジに対して、真明寺は『これは・・・3日前に君が私とした話だ』

『やはり覚えていないか』

そう質問する真明寺は実はカマをかけていたのでした。エイジをずっと観察していた真明寺はエイジが記憶を失っているという推測をしていたのです。

 

真明寺はエイジが『解離性同一症』つまり二重人格である事を指摘してその場を去りました。

確かにエイジにとっても二重人格であるという事であれば、ここ数日の出来事の説明がすべてついてしまうのです。

もう一人の自分を真明寺はB一と呼んでいましたが、

B一が一体どんなやつなのか?もしかしたら良い奴なんじゃないか?

 

B一に迫るために、エイジは部屋のメモ帳に置手紙を書こうとします。

 

しかし、前のページの筆圧からの跡に気付いたエイジは、『また殺す LL』と言うメッセージと

押し入れの中に入っている大金、血の付いた金属バットを見つけてしまうのでした。

 

記憶を探るエイジとエイジの前に現れたのは?

エイジはB一が恐ろしい事をしている事実に恐怖し、

友人や京花ちゃんに自分の記憶を失っている時の事を探ろうとします。

 

しかし、誰に話を伺ってもまるで自分が二重人格であることが嘘のように『変わった様子はない』と言うのでした。

真明寺麗の事が頭に浮かんだエイジは彼女を捜そうとしますが、

エイジの前に突然現れたのは刑事2人だったのです。

 

B一が何かしでかしていた事を知っていたエイジですから、やはりきたという反応ですが

警察の登場に動揺は隠せませんでした。

 

刑事は1枚の女性をエイジに見せて、10月16日の日曜日に何をしていたか尋ねるのでした。

エイジが見た事無いと答えた女性は、エイジと付き合っていたという証言があり、名前は「畑中葉子」と言います。

身に覚えの無い女性との交際を疑われ取り乱すエイジ。

その女性は4日前に遺体で発見されたとのことでした。

 

彼女が15年前のLL事件と同じように殺されたという事を刑事から聞いたエイジは言葉を失い、

殺人鬼の息子、八野衣エイジが殺害された女性と付き合っていたという証言からこれは偶然なのか必然なのか

刑事はエイジを疑っていたのです。

 

エイジが記憶が飛び出した事に気付いたのは10月24日の事。畑中葉子の殺害10月16日だとすると

そもそも自分の考えが間違っていたのか、

例えば3~4日ではなく、自分が寝ている数時間の間にもB一は表に出ていたのか、

自分の知らないところでB一はずっと前から存在していたのか

 

色んな考えが頭をよぎり、エイジはいささか混乱しているようでした。

自分は何も知らない、女の人も事件も・・・

 

新米刑事はエイジの戸惑った様子にエイジは黒だと帰りの車で話しますが、

ベテラン刑事の女性は、LL事件を忠実に模倣するようなやり方をする犯人は恐ろしく計算高く、狡猾で頭の切れるヤツだと見立てますが

エイジの様子は刑事の見立てとははるかにかけ離れた戸惑い具合だったのです。

 

もしそれが演技だとしたら、彼女の死を悲しむなり自分が有利になるように仕向けるはず。

しかし、リスクを負ってまで警察に嘘をついたのは

犯人でないにしても何かしら事件に関わっていると刑事は考えるのでした。彼らは浦島エイジを徹底的に調べると意気込むのでした。

 

エイジは気分を悪くしてトイレで吐き気をもよおしますが、ポケットから出てきたのは

ハンカチに包まれた女性の耳でした。

 

 

京花ちゃんとの別れとエイジの今後

 

エイジは突然の出来事に放心状態になってしまいます。

自宅で京花ちゃんが料理を作ってくれても、心ここにあらずの状態で食事は味がしません。

自分が日常が壊れていく様子に

子供の頃の母の自殺や母の自殺から目を背けるために自分に嘘をつき続けてきた幼少期の記憶がよみがえってきたのです。

 

すべて嘘だったんだ

 

しかし京花ちゃんだけがこの忌々しい人生に現れた唯一のリアル。その京花ちゃんを守るために

エイジは翌日京花ちゃんに別れを告げ、警察に自首をしようと電話をかけます。

しかし、B一のメモ書きには「サイ」という名前と謎の電話番号がかかれていたことに気付いてしまい、電話を切るのでした。

 

エイジはB一の手がかりを掴めるかと思い、思い切ってその番号に電話をします。

電話に出た男は、エイジと親しげな様子で『暇だったらメシでも食いに行こうよ、この間のお礼もしたいし、どうかな?』

と提案するのでした。

得体の知れない相手に会うのは気が引けますが、今のエイジにできることは京花ちゃんを守るために真実に近づくこと。

 

そう思って待ち合わせ場所に向かうエイジですが、

待っていたのは獣の巣窟のような半グレ集団でした。

 

時を同じくして畑中葉子の殺害について調べている刑事たちですが、

喫茶店の監視カメラの映像からは畑中葉子が殺害の直前に会っていたのは、やはり浦島エイジで

一緒にいたのは首にSKALLというタトゥーが入った半グレ集団の一人だったのです。

 

エイジは待っていたギャングチームのSKALLの車に乗り込むと

自分のメンバーにエイジの事を殺人鬼の息子として紹介しました。

しかも、エイジがSKALLに入ることになったと驚きの事実をいとも簡単に告げるのです。

 

こないだ大きな仕事を二人で片づけたと語るSKALLのメンバーは

エイジがいずれSKALLの主力メンバーになるうる人物だとみんなに紹介をします。

 

 

半グレ集団のSKALLのメンバーたちとの食事

エイジはSKALLが所有しているクラブで月一の幹部焼き肉会に参加します。

 

今日はエイジくんの歓迎会だからいつもより良い肉を用意したよ

遠慮せずじゃんじゃん食ってくれよ!

 

そうSKALLのメンバーは言いますが、

 

テーブルのすぐ近くに男女のカップルが括りつけられていて男は片耳をそぎ落とされています。

ヒロ君の耳がぁあ

そう泣き叫ぶ女に対してSKALLはメンバーは淡々と脅します。

 

『「好きな人が出来たからもう体は売りたくない」あなんて金輪際間違っても言うんじゃねぇぞ』

 

車の中でも「顧客」とか「商品」という言葉が出来た様子から

エイジにはSKALLが組織的に買春を斡旋しているという事がわかりました。

 

片耳をそぎ落とされた男は、SKALLの商品に手を出した色男だ。

片耳はいだくらいじゃ足らない。泣き叫ぶ女性の横でSKALLのメンバーは知明けはエイジに任せようと言い出したのです。

 

エイジのおどおどした様子にメンバーの1人は

『こいつ本当にLLの息子なの?サイが一目置くようなヤツにはトーテイ見えねぇよ』

と疑い始め、エイジはやらざるを得ない状況に追い込まれるのでした。

 

泣く泣くエイジは男のところに近づく、手にしたのはバーナーでした。

男の髪の毛を掴み、徐々にバーナーを近づけていきます。

SKALLのメンバーは黙って見ていますが、エイジは真実に近づく事で京花ちゃんを守れるなら・・・

と心を鬼にして男の目にゆっくるとバーナーを近づけます。

 

なんだってやってやる

 

口を塞がれている男はうめき声をあげて失神してしまいます。

バーナーを床に落としたエイジは、

 

親父がよく言ってたよ

拷問で本当に難しいのは、『いかに相手を殺さないことだ』ってな

相手を傷つけることにしか頭が働かんぇヤツは所詮アマチュアだ

 

気を失った野郎を拷問するなんてマグロの女を抱くようなもんだ

たつもんもたたねーだろ?

 

との台詞はSKALLのメンバーはどっと笑いだすのでした。

エイジはすんでのところで何とかその場を乗り切ったのでした。

 

生意気言ってすみませんでしたー!!

悪い事ばかりをしているSKALLのメンバーにとってはLLのような極悪人はカリスマ的存在だったようです。

メンバーは殺人鬼の息子であるエイジにサインまで求める始末。

 

SKALLのメンバーに受け入れられたエイジは、もしかしてB一はSKALLに自分の居場所を見つけたのかもしれないと考えるのでした。

しかしエイジには目的があります。

 

畑中葉子を殺したのは本当にB一なのか

それとも真犯人が別にいるのか

 

その真相を暴かないと平穏な生活を取り戻す事はできないのです。

 

LLはなぜ被害者たちに拷問をかけて殺したんだと思う?

 

そうサイがエイジに切り出しました。

拷問とは古代では罪を取り除く儀式的な役割があったそうです。

LLが娼婦ばかりを狙って犯行に及んだのは、LLはにとっては娼婦とは罪の象徴だったとサイは話します。

 

ということは、畑中葉子が殺されたのもその罪のせいだってことっすね?

エイジは畑中葉子が誰に殺されたのかを探るためにカマをかけます。

 

しかし、どうやら畑中葉子は誰かを守って口を割らなかった。

口を割らなかったから殺害されたとサイは話すのです。

 

実は本日集まったのには目的がありました。

闘犬の中でも最強と呼ばれる犬種アメリカンピットブルテリアを引っ張り出してきた、サイは

この中にいる裏切り者をかみ殺させようと提案するのです。

 

組織の金の運び屋が何者かに襲撃されたそうで、襲撃犯は二人。奪われた金額は6,000万円。

金属バットでボコボコにされて病院送りにされたそうです。

 

SKALLはお金の管理を徹底的に行っていたので、

お金の運び屋達の動きがわかる人間。つまり幹部連中に裏切り者がいるとサイは結論づけていました。

 

この鍵の握るのが畑中葉子というところで1巻は終了します。

 

 

親愛なる僕へ殺意をこめての感想

 

いやー面白かった。

今までの二重人格ものって1巻あたりで、もう一人の人格が姿を現すケースが多かった気がするんですが、

親愛なる僕へ殺意をこめてはなかなかもう一人の人格が出てこない。

しかもその人格が凶悪な事をしているんじゃないか?

という事で平凡な大学生に謎に迫るという展開がとっても面白かったです。

ハスリンボーイと言い、凡人の大学生とかが事件に巻き込まれていって解決していく系の漫画は面白いですね。

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